岩手・盛岡市の少年野球チーム・仙北ゼブラが、8月に兵庫県で行われた全国大会で初優勝を果たした。ムードメーカーのキャプテンと女子のエースピッチャーを中心に、声でチームを盛り立てる。
創部44年で初の全国優勝
創部から44年目を迎えた盛岡市の少年野球チーム・仙北ゼブラ。

盛岡市内3つの小学校の1年生から6年生まで、約40人が所属している。

8月に兵庫県で行われた全国大会に出場し、46チームのトーナメント戦を勝ち抜いて、見事東北勢初の優勝を果たした。
チームが一番大事にしているのは明るい雰囲気づくりで、キャプテンの吉田飛勇雅選手は、どんな状況でも常に人一倍声を出し、仲間を盛り上げてきた。

仙北ゼブラ・吉田飛勇雅主将(6年):
ピッチャーが苦しんでいたら、フォアボールでも良いから打たせようとか、自信を持って投げようとか、気持ちが楽になるような言葉をかけている
その姿勢は他の選手にも伝わり、ベストプレーを生み出した。6年生の菅原歩睦選手は、全国大会で3本のランニングホームランを打ち、勝利に貢献した。

仙北ゼブラ・菅原歩睦選手(6年):
声掛けが結構あって、良いチームだと思う。積極的にどんどん振っていって、ヒットやホームランを打てたのが良かった
チームを引っ張る女子エースピッチャー
そして、チームのエースは西村菜月選手。全国大会では6試合のうち5試合に先発した。

野球を始めたのは3年前。ピッチャーをしていた8歳年上のお兄さんに憧れたという。コントロールを武器に仲間を信じて投げ抜いた。

仙北ゼブラ・西村菜月選手(6年):
打たせて0点に抑えることを目標にした。みんなで喜んで、とても楽しい気分だった
将来の夢は「プロ野球選手」
選手たちは将来の夢をかなえるため、これからも野球を続けたいと話す。

仙北ゼブラ・西村菜月選手(6年):
女子プロ野球選手を目指している。緩急を使って、三振を取れるピッチャーになりたい
ーー将来の夢は?

仙北ゼブラ・吉田飛勇雅主将(6年):
プロ野球選手になること。大谷選手ももちろん尊敬しているし、ホームランをメジャーで一番打っていて格好良い。フルスイングで活躍したい

声を出し元気に野球に取り組む、仙北ゼブラの選手たち。それぞれの夢と白球を追い続ける。
(岩手めんこいテレビ)