人手不足が続く介護業界では、外国人材の受け入れが進んでいる。9月4日に山形市で開かれた講習会では、県内で働く外国人の介護職員が介助の技術や利用者との会話に使える実用的な日本語を学んだ。

外国人の“介護人材”受け入れ進む

講習会は介護技術の向上を目指し県が開いたもので、村山・最上地域の介護施設で働く外国人の職員が参加した。

介助​講習を受ける外国人職員
介助​講習を受ける外国人職員
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国内では高い高齢化率に加え、2025年に団塊の世代が75歳以上になるなど、介護業界の人手不足が叫ばれている。そのため、外国人の介護人材の受け入れが進んでいて、山形県内でも2021年に63人、2022年に124人、そして2023年は180人を超える見通しとなっている。

講習では、施設利用者の介助の仕方はもちろん、利用者との会話で使える敬語など、実用的な日本語についても学んだ。

ミャンマー出身:
利用者に「起きましょうか」「移動しましょう」「食堂に行きましょう」などと話しかけながらやった。面白かった。いろいろな知識をもらった

モンゴル出身:
講習を受けて自分の仕事をやる時もやりやすくなると思った。若い人たちもだんだん仕事がうまくなっていくようだった。私も頑張ります

この講習会は年内に庄内・置賜でも行われる。

(さくらんぼテレビ)

さくらんぼテレビ
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