“世界一過酷なラリー”といわれる「ダカール・ラリー」に、県内の自動車販売店の男性がメカニックとして出場することになり壮行式が行われた。
「ダカール・ラリー」に出場する日野自動車のチーム「日野チームスガワラ」のメカニックに選ばれたのは、庄内町出身の田澤正和さん(36)。
ダカール・ラリーは中東サウジアラビアを舞台に、砂漠地帯や山岳地帯など約8000キロの悪路を2週間かけて走り抜け総合タイムを争うレース。
毎年、参加チームの約半数がリタイアすることから“世界一過酷なラリー”ともいわれていて、日野自動車は1991年の初参戦以来、「トラック部門」で34年連続完走を果たしている。
2025年5月、全国の販売店から選ばれた精鋭12人がメカニックを選抜する最終選考会に臨んだ。
西東北日野自動車山形支店に勤務する田澤さんは、技術力に加えコミュニケーション能力や安全規範遵守など総合的なバランスを高く評価され、チームに帯同するメカニックに選ばれた。
(西東北日野自動車山形支店・田澤正和さん)
「幼いころからの夢だった。自分への挑戦が一番。しっかりここで積み上げてきたスキル・知識を十二分に発揮したい」
田澤さんが参戦するダカール・ラリーは2026年1月3日から14日間の日程で行われ、35大会連続完走、そして上位入賞を目指す。