8月27日、北方領土の歯舞群島の貝殻島灯台が、約9年ぶりに点滅しているのが確認された。

この灯台では、8月2日にロシア国旗のような旗が掲げられたり、8月24日に十字架のようなものが掲げられたりと、異変が続いている。

貝殻島灯台が約9年ぶりに点灯

27日、海の真ん中にある灯台で、白い光が点滅している。

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この灯台では約9年間、明かりがついていることが確認されていなかった。

北海道東部、根室市の岬から見渡せる貝殻島灯台。北方領土の一つ、歯舞群島にある。

この灯台では、8月に入ってから、ロシアの影がチラついていた。

2日、突然、灯台の一番上に、白・青・赤のロシアの国旗のような旗が掲げられた。

その1週間後の9日、ロシア正教会の関係者からロシア軍の兵士たちに、十字架や宗教画が渡された。

すると、24日には、灯台に十字架のようなものが掲げられた。

さらに、ロシア側の作業員によって、灯台が真っ白に塗られてしまった。

ロシア海軍などが関与か

これらの”異変”は一体誰が関与したのだろうか?

(視聴者撮影)
(視聴者撮影)

ロシア側のメディア、「シコタンスキー・テレグラフ」はこう伝えている。

「旗を立てたのは、ロシア海軍の太平洋艦隊・水路部門のトップと水路調査船の乗組員だ」

灯台の点灯については、誰が何の目的で行ったのかわかっていない。

(「イット!」 8月28日放送より)

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