2023年は、例年以上の暑さのため日傘に対する意識やトレンドが変化している。キーワードは、「高性能」と「低年齢化」だ。
子どもも日傘を差す時代に
大阪市内で日傘を持つ人に話を聞いた。
日傘を差している親子:
必ず差しています。(日傘がないと)過ごせないです。何本か持っていて…きょうはコンパクトな方が良いかなと思って、小さめにしました。
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日傘を差している男性:
脱毛していて、日焼けするとできないので差すようになりました。色素沈着とかしたくないと思って、紫外線がダメってよく聞くので。新しく買ったばかりだったけれど、開いた瞬間に壊れちゃって困っています。日傘は差したい。
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日焼けを防ぐため、暑さをしのぐため、さらに、熱中症対策にもなるので日傘を差す人がますます増えている。そして、子どもたちが日傘を差している光景も…。
ーーどんな時に差す?
日傘を差している親子:
暑いとき。学校が2022年から「使っても大丈夫ですよ」って言っていて。こういう感じの使っています。
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ーー傘は自分の?
日傘を差している子ども:
うん!
母親:
欲しいってずっと言われていたので、買いました。
ーーどうして日傘が欲しかったの?
子ども:
(学校から)いつも帰る時、暑かったから
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大人だけでなく、子どもも日傘を差すのが今や常識になりつつある。
大手傘メーカーのワールドパーティーでは、3年前から子どものための日傘を作っている。子ども用の日傘を発売したきっかけは「新型コロナの流行」だった。
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ワールドパーティー広報・中村友香さん:
炎天下の中、子どもたちが登下校するのをすごく見るようになって。“マスク着用による熱中症のリスクが高まる”っていうのがあったので。子どもたちも日傘を差してもいいんじゃないかなと。大人の特に女性は、自分で日傘を差して、熱中症対策だとか、そういったのをしますけど、子どもは全くなかったので
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けがを防ぐために傘の先端は丸く加工されている。さらに、視野を確保するため、生地の一部はビニールとなっている。これまで子ども用日傘は累計で7,000本以上売れた。今シーズン分の商品は、すでに完売ということだ。
ワールドパーティー広報・中村友香さん:
性別だとか年齢という垣根がちょっとなくなってきていると思っているので、その延長で、お子さんも日傘を差して登下校する、日常の中でも使うっていうのが、もっと当たり前になっていいんじゃないかなと思います。
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最近の大人用日傘のトレンドは? 高性能日傘がアツい!
一方、大人の最近のトレンドはというと…。
日傘を購入した親子:
体感も涼しい。
ーー今までの日傘とどう違う?
日傘を購入した親子:
ほんとに遮光されているなっていうのを感じていて、遮断がしっかりされていて涼しさ感じます。
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インタビューに応えてくれた親子は、この夏注目の「高性能日傘」を購入した。2人が日傘を買ったのが、兵庫・芦屋市で高級日傘を取り扱う「ロサブラン」。これまでに累計で40万本以上の傘が売れたという。
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RoseBlanc営業マネージャー・中川泰浩さん:
遮光率100パーセント、紫外線100パーセントカットの生地を使っていますので、お肌の大敵であるシミから守るための傘となっている。また、遮熱効果ですね、暑い天気の中で(体感温度が)15度くらいの差が生じてきますので、発汗が少なくなる。
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日傘なしで外に立つと、頭頂部の表面温度は赤色で40度以上となった。日傘を差してみると、傘のおかげで頭頂部の温度が上がっていない。
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RoseBlancの高性能日傘の利用者:
遮光が100パーセントだから、日焼けもしないと思って買いに来ました。日中とか暑い時に出かけると全然暑さも感じないです、涼しいです。
RoseBlancの高性能日傘の利用者:
差した瞬間にすごく暑さがぐっと軽減されます。やっぱり素材がしっかりしているので、違うんだなって感じています。
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高性能日傘の値段は1万円を超えるが、たくさんの人が“高性能日傘”を求めているようだ。
RoseBlanc・岡千秋社長:
この猛暑はね、加熱していきますし、さりとて外に出ないわけにもいかないので。設立した当時は美容面・紫外線対策っていうのが強かったんですけど、(遮熱が)大きな強みになってきているかなというふうに思いますね。
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残暑がまだ続く中、熱中症や日焼けなど危険な暑さから身を守るために、いつも以上に日傘を活用していきたい。
(関西テレビ「newsランナー」2023年8月25日放送より)