23日、チリの首都・サンティアゴを豪雨が襲い、郊外にある高級マンションの横で地すべりが発生した。

街が辺り一面が泥水に浸かるなか、警察のヘリが地面スレスレまで降り、救助活動を行なう瞬間をカメラが捉えた。

高級マンションのすぐ横で地すべり

高台に立つ高級マンションのすぐ横で、大きく土砂が崩れ落ちた。

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23日、南米チリの首都・サンティアゴの郊外で、地すべりが起きた。

原因は、前の日まで続いた豪雨だ。

大量の雨が街全体をのみ込むなか、警察のヘリが住民の救助に向かう。

しかし、辺り一面泥水で、どこが道だったのかわからなくなっている。

救助ヘリが地面スレスレまで降りている
救助ヘリが地面スレスレまで降りている

ヘリはわずかに残された地面スレスレまで降り、助けを待っていた男性が近寄ってきた。

男性は上半身が裸、着の身着のまま、家財道具を持っていない。

すると、男性はがれきの中の黒いものに歩み寄った。

大きな犬を抱えた男性を救助

それは、着替えやお金が入ったバッグ…ではなく、何 ものにも代えがたい命だった。 

男性が抱え上げたのは、大きな犬だ。

男性と犬は、ともに救助された。

ヘリはその後も、住民たちを救助。

別の場所でも、犬と一緒に住民がヘリに乗り込んでいった。

今回の洪水などの被害で数万人が避難し、3人が犠牲になっている。

(「イット!」 8月25日放送より)

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