慶応が103年ぶりに決勝進出を決めた。夏の甲子園決勝は連覇がかかる「仙台育英」と「慶応義塾高校」の対決となった。

ベスト4関東勢対決で「慶応」が勝利

8月21日、ベスト4同士が対決した“夏の甲子園”。

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第1試合では、大会連覇を狙う宮城の「仙台育英」が、鹿児島の「神村学園」に勝利し、2年連続の決勝進出を決めた。

土浦日大では多くの在校生らが声援を送っていた
土浦日大では多くの在校生らが声援を送っていた

21日正午過ぎから行われた第2試合では、103年ぶりの決勝進出をねらう神奈川の「慶応義塾高校」と初の決勝進出を目指す茨城の「土浦日大」の関東勢同士が対戦。土浦日大に設けられた応援会場では、多くの在校生らが熱い声援を送った。

慶応高校の地元・横浜市の商店街では、野球部員も訪れるという定食店「とらひげ」でお昼を食べながら応援する姿が見られた。

慶応大学生:
慶応はこんなところで負けるわけはないと思うので、このまま決勝までいって倒してほしいです。

さらに、フジテレビでは慶応高校野球部出身の山本賢太アナウンサーも、休憩中に試合観戦。

慶応高校野球部出身 山本賢太アナウンサー:
本当にうれしい気持ちでいっぱいです。僕も当時は目指していた場所ですので誇りに思います。

慶応が103年ぶりに決勝進出 地元からもエール

試合が動いたのは2回ウラ、慶応の攻撃。2アウトながらランナー二塁とすると、先発の小宅投手がタイムリーヒットを放ち、慶応が先制する。

定食店「とらひげ」店員:
やった!おおー!

慶応が先制点を入れると、地元の定食店内からは拍手が巻き起こっていた。

慶応高校野球部出身 山本賢太アナウンサー:
先制しましたよ、スゴイな。

さらに慶応は6回にも貴重な追加点を上げると、リードしたまま迎えた9回。先発の小宅投手が9回を投げきり2対0で、慶応が103年ぶりの決勝進出を決めた。

日本一に王手 相手はセンバツで負けた「仙台育英」

1916年の第2回大会以来、実に107年ぶりの日本一に王手をかけた神奈川の「慶応義塾高校」。
決勝戦の相手「仙台育英」とは、2023年の春のセンバツでも対戦し、延長の末「仙台育英」が勝利。

慶応高校野球部OBのフジテレビ山本賢太アナウンサーも、後輩たちにエールを送る。

慶応高校野球部OB 山本賢太アナウンサー:
すごいですね。決勝いや、もう優勝してほしいですね、森林さんがもしかしたら日本一の監督になるかもしれないっていうところが、大変うれしく思います。

また、2022年の覇者「仙台育英」との決勝に向け、清原和博さんは「センバツで敗れた仙台育英との決勝戦とは運命的ですね。慶応はこれまで通り思い切りプレーしてほしいです」とコメントした。

8月23日に行われる夏の甲子園決勝では、どちらに勝利の女神が微笑むのか?

(「イット!」8月21日放送分より)