スマホ価格の上昇が続く中、メーカーが部品交換など行った「リファービッシュ品(新古スマホ)」の需要が高まっている。
中古スマホの障壁となっていたバッテリーの劣化問題を、メーカー純正の新品バッテリーに交換することで解消した商品で、価格は新品の平均7割程度に抑えられている。
メーカー純正バッテリー交換で中古特有の不安を解消
半導体不足などでスマートフォンの価格上昇が続いているなか、中古なのに新しい新古スマホが注目されている。
6日、イット!が取材したのは、神奈川・川崎市でスマホなどを買取・販売する「ゲオモバイル 川崎ゼロゲート店」。

新品より安く購入できる中古スマホがズラリと並ぶ店内では、購入を検討している人たちの姿があった。
客:
機種変を考えているが、その値段込みでちょっと値段を見てました。

取材班:
こちらの棚の商品には純正パーツ交換品、新品バッテリーと書かれています。

そうした中、人気が拡大しているのが2025年12月に販売を開始した「リファービッシュ品」と呼ばれるスマホだ。
リファービッシュとは「磨き直す・一新する」という意味の英単語。

取材班:
棚の商品には純正パーツ交換品、新品バッテリーと書かれています。
新品に近い中古品、いわば新古スマホだ。これまでの中古スマホとは、何が違うのか?
ゲオモバイル川崎ゼロゲート店・森田光店長:
通常の中古スマホは、当店で買取りしたあとに動作チェックや初期化、清掃などをしてそのまま販売しているが、当店ではなくメーカーに一度送って、バッテリー交換をすべてしています。中古の端末だとバッテリーが新品でないのがネックになって気にする人が多いが、それを払拭できる。
中古スマホを選ぶ際に大きな壁の一つとなっているのが、バッテリー問題だ。

ゲオの調査では、中古スマホを購入したくない人の約6割が「バッテリーの劣化」を理由にあげているという。
ゲオではサムスンと提携しスマホを買い取ったあとメーカー側に送り、外装や動作をチェックし、必要に応じて部品を交換している。

バッテリーはすべての端末で新品の純正品に交換して、新古スマホとして販売している。
最新機種も大幅安で通常の中古品を凌ぐ人気
気になる価格はどうなっているのか?
ゲオモバイル川崎ゼロゲート店・森田光店長:
新品と比べて平均7割程度の価格で販売しています。少しでもお得に買いたいけど、バッテリーは妥協したくないお客さまにちょうど良い選択肢になっている。

例えば最新モデルのひとつ前の機種では、新品だと約22万円だが、新古スマホだと約15万円で購入することができる。
そのため、新古スマホの売れ行きは通常の中古スマホの約1.2倍だという。
客:
中古スマホを買う時に、気になるのはバッテリーの部分ですね。はじめから(バッテリー交換)してくれるなら、おおいにありかな。

現在、ゲオでは新古スマホの販売を全国の7店舗で試験的に行っている。
新古スマホについて、スマホジャーナリストの石川温さんに話を聞いた。
スマホジャーナリスト・石川温さん:
メーカー純正品で安心した品質で買える。取り扱うメーカーが増えてくると、認知度も上がって販売数も伸びていくのでは。リファービッシュ市場は、今後拡大する方向にあると思います。

拡大する中古スマホ市場に現れた新形態「新古スマホ」は、今後さらに広がっていくかもしれない。
(「イット!」2月6日放送より)
