「学生でも買えるお店が多い」「とりあえず銀座に来れば揃うなって印象」といった声があるように、今、高級店が立ち並ぶ銀座が大きく変化。

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めざましスタッフ:
多くの高級店が入る「GINZA SIX」その目の前にはファストファッション「ユニクロ」。道沿いには100円ショップの「Seria」や「ジーユー」が軒を連ねています。

さらに2023年の秋にはディスカウントスーパー「OKストア(オーケー銀座店)」が、銀座のど真ん中にオープン予定!

そこで「激安の街に!?大きく変化する銀座」を徹底調査した!

H&Mにコーヒーショップ!?銀座の安価なくつろぎスポット

早速、街で調査開始!

街頭インタビュー:
H&Mに行ってきました。新宿だとカラフルな服とかダメージジーンズとか多い。(銀座の店は)落ち着いてるなって。

2023年5月にオープンした「H&M 銀座並木通り店」。

店内は入ってすぐから、若者向けの服が多く並んでいる。

白いトップスは999円、黒いデニムは1999円とお手頃価格のアイテムが並んでいる。

さらに、服だけではなく「コーヒーショップ」まである!

H&Mジャパン 広報 田中都さん:
コーヒー1杯280円か300円。どんな方でも購入できる価格帯を心がけています。

カフェのある「H&M」は日本では銀座だけで、カフェのみの利用も可能。

他にもカフェを併設しているのが「ユニクロ」。
2021年にカフェ「UNIQLO COFFEE」がオープン(3店のみ)。200円でコーヒーを提供している!

銀座には安い価格でくつろげるスポットができていた。

ブランドイメージの銀座に若者増加

では、40代や50代にとっての銀座は?

街頭インタビュー:
例えばクリスチャン・ディオールのバッグを買うにしても、銀座で買ったクリスチャンディオールっていう、そこがステータスじゃないですけれど。

街頭インタビュー:
ちょっと初任給でいい物買いたいなとか、ボーナス入ったからブランドのお店入ってかばんを買ったとか、そういうのはありますけどね。

そもそも銀座は1970年代に歩行者天国がはじまり、80年代にはバブル景気で土地価格が高騰。

90年代には海外の高級ブランドが出店し、世界的なショップが立ち並ぶ“ブランド街”として発展していく。

なぜ銀座は変わったのか?
1880年から銀座で営業する老舗「東京鳩居堂 銀座本店」で、33年銀座を見てきた田村さんは?

東京鳩居堂 営業部 田村さん:
私個人の印象ですけれども、Appleさんができてからは販売日のイベントをAppleさんはよく打ちますので、それで初めて銀座にお越しなった方がまたお越しになるというがあるのかなと思っております。

さらに、銀座の街にくわしい専門家によると…

ココペイ ファッションビジネス・コンサルタント 磯部孝さん:
「H&M」が日本に上陸1号店。こちらも2008年銀座にオープンさせて、約5000人行列を作ったことで、結構話題になりました。

若者が増えたきっかけは、2003年の「AppleStore銀座」や2008年の「H&M」の日本1号店(銀座店)のオープン。

そして、コロナ禍で空いたテナントに「100円ショップ」や「ファストファッション」がたくさん入ったことで、さらに若者が増えたという。

街頭インタビュー:
最近だとユニクロとかジーユーとかけっこうできていて、若者にも行きやすい店が増えたのかなと。

新業態や安いグルメ店 変化する銀座

では、どのようなお手頃な店が増えているのか?

街頭インタビュー:
そこのSeriaとかワークマンとか(安い店が)2~3店は入っていると思います。

それが「GINZA SIX」の向かい側のビル。
SeriaやPLAZA、ワークマン女子、古着屋RUSHOUTといったお手頃価格のお店が入っている。

銀座で古着。どんなモノが売っているのか?
2023年4月にオープンした「RUSHOUT銀座店」では、Tシャツや古着をリメイクしたエコバッグを550円で販売!

銀座でこの価格、お店は成り立つのか?

RUSHOUT銀座店 販売スタッフ 齋藤ルークさん:
お金を持っているお客さんも多いのかなというのもありますし、多いときには25点や30点買われる方もいらっしゃるので。

また、このビルの中には「ワークマン女子」があり、店内はお客さんでいっぱい。

ワークマン 広報部 鈴木悠耶さん:
2022年4月にオープンしました。お客さんたくさん来ているんですけれど(店を)閉めます。

お店はにぎわっているのに閉店。一体ナゼ?

ワークマン 広報部 鈴木悠耶さん:
9月1日に新業態としてワークマンカラーズというのを出すのですが、第1号店を旗艦店という位置づけで銀座店で行おうかと考えています。

より若者を意識し「デザイン」を重視した新業態のフラッグシップ店として生まれ変わるという。

また、安いグルメ店も増加!
2021年にオープンしたパン屋さん「塩パン屋 パン・メゾン銀座店」。

看板メニューの塩パンは110円!

塩パン屋 パン・メゾン代表取締役 平田克武さん:
銀座という、みんなが知る高級な街といいますか、そちらで1個110円で勝負をしたら、すごく面白いんじゃないかと思った次第です。

しかし、なぜ土地の高い銀座にお店を出すのか?

塩パン屋 パン・メゾン代表取締役 平田克武さん:
世界中の方に食べていただくために、世界の塩パンにしたい。

銀座の“ブランド力”、“発信力”が期待できるため出店していた。

(「めざましテレビ」8月15日放送分より)