コロナ禍も明け、この夏熊本県内では各地で久しぶりの祭りが開かれている。夏の風物詩の復活に、花火や露店…多くの人が楽しみ、各地に夏のにぎわいが戻った。
火の国まつりに名古屋おもてなし武将隊
3日間にわたって開かれた「火の国まつり」の初日。
この記事の画像(22枚)4年ぶりに「希望の灯(あかり)」の採火式が行われ、熊本城と名古屋のおもてなし武将隊が「希望の灯」を新市街アーケードのステージに届けた。
熊本城おもてなし武将隊が火の国まつり開催を祝い勝ちどきを上げると、名古屋おもてなし武将隊の加藤清正(初代熊本城城主)が「火の国まつりは4年ぶりじゃから、まことうれしく思う」と話した。
そして2日目、慶誠高校・吹奏楽部や城北高校・チアダンス部、千原台高校・自転車競技部が10月に九州で初めて行われる自転車レースの国際大会「マイナビツール・ド・九州2023」のPR隊として出演、会場を盛り上げた。
4年ぶりのおてもやん総踊りに約4000人
そして、大西熊本市長の掛け声に合わせて、祭りのメインイベント、4年ぶりの「おてもやん総おどり」がスタートした。
熊本の夏の風物詩、おてもやん総おどりが行われるのは4年ぶり。
参加者は気合が入った様子で、51団体、約4,000人の笑顔がはじける「おてもやん」のリズムは「これぞ熊本の夏」という熱気だった。
参加者:
きのうはウキウキして寝られなくて。最高ですね、火の国まつり
参加者:
楽しいけど暑くて疲れました。でも楽しいです
沿道にもたくさんの人が訪れ、ようやく戻ってきた光景を懐かしんでいた。
幽霊の掛け軸の永国寺でゆうれい祭り
また、人吉市では幽霊の掛け軸で知られる永国寺で、暑さを忘れる「ゆうれい祭り」が開かれた。
祭りの前には、開帳された幽霊の掛け軸の前で、しっかりと演者やスタッフがおはらいを受けた。
本物の墓地を通る道や寺の敷地内に造られた幽霊屋敷などには、お化けや妖怪に扮(ふん)した演者が来場者を様々な仕掛けで驚かせる。
参加者:
絶対に何もしません。通してください
参加者:
初めてです。福岡から来ました
ーー幽霊は?
苦手です。でも楽しかったです
参加者:
ビックリしました! 幽霊が急に出てきて
和水町の古墳祭にかしま水の郷まつりも
一方、玉名郡和水町で開かれたのは古代の祭事を再現した、2023年で50回目の古墳祭だ。
地域の先祖を敬うため、旧・菊水町の時代から行われている。
「炎の宴」では火巫女(ひみこ)役の女性に神聖な火が移された。
観客:
初めて見ましたけどきれいでした
また、夏祭りと言えば花火。嘉島町の夜空を3,200発の花火が彩ったのは「かしま水の郷まつり」だ。
イオンモール熊本の屋上駐車場には26の露店が並び、多くの人でにぎわっていた。
来場者:
人が多いけれど、めっちゃ楽しかった
来場者:
友達と浴衣で来るのが初めてですごく楽しいです
来場者:
最高ですね。いい思い出になるので夏の風物詩として毎年開催してほしいなと思います
コロナ禍が明け、熊本県内では多くの祭りが4年ぶりに再開され、久しぶりの夏祭りにたくさんの夏の思い出が刻まれた。
(テレビ熊本)