ワインの仕込みが始まるのに合わせ、山形・朝日町で安全祈願祭が行われた。2023年はブドウの出来が良く、「当たり年」ということで、ワインの仕上がりに期待がかかる。

すべて県産ブドウで仕込む「朝日町ワイン」

県内有数のワインの産地・朝日町にある「朝日町ワイン」で8月7日、ブドウの収穫に感謝し、ワインの仕込み作業の安全に向けた祈願祭が行われた。

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朝日町ワインは、19年連続で日本ワインコンクールで入賞していて、国内有数の品質を誇っている。

今年は糖度の高いものに育ったブドウ
今年は糖度の高いものに育ったブドウ

祈願祭の後、今年収穫したブドウを使い、早速仕込みが行われた。ワイン作りに使うブドウは約6割が朝日町産で、このほか山形市や上山市・寒河江市などすべて県内産で賄われている。

「近年にない当たり年になるのでは」

今年は日照時間が長く、雨が少なかったため、糖度の高いブドウに育った。

ブドウの質で決まるというワインの出来は、近年にないほどで、赤はしっかりとした渋みがあるものに、白はフレッシュでフルーティーなものに仕上がると期待されている。

朝日町ワイン栽培製造課・安藤武課長:
ブドウにこだわった、おいしいワインを作っている。近年にない、当たり年になるのではと期待している

7日に仕込んだワインは、白ワインとなって10月以降に販売されるほか、9月23日に4年ぶりに開かれる「朝日町ワインまつり」で提供される。

(さくらんぼテレビ)

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