山形県が日本一の生産量を誇るブドウ「デラウェア」の品評会が山形市で開かれた。大事に育てられ、丁寧に扱われた見事なデラウェアがそろった。

ことしも高品質なブドウを全国へ

デラウェアの品評会は、県JA園芸振興協議会とJA全農山形が開いているもので、2023年は観光客へのPRも兼ねて、初めて山形市の「ぐっと山形」が会場となった。出品されたのはJA山形おきたまなどから28点で、8人の審査員が着色や粒のそろい・糖度など8項目で審査された。

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審査のポイントの1つが、ブドウの表面についている新鮮さを表す白い粉・ブルームだ。ブルームは触るとすぐに取れてしまうため、収穫や箱詰めで、より丁寧に扱われているかの指標になるという。

7月に入って気温が高く、着色が進みにくい日が続いたが、適切な生産管理の結果、全体としては2023年も高品質に仕上がっている。

最優秀賞に選ばれたデラウェア
最優秀賞に選ばれたデラウェア

最優秀賞のデラウェアを見ると、どこを触って収穫・箱詰めをしたのかわからないくらい表面が真っ白で、ブルームがしっかりと残っていることがわかる。

最優秀賞には、JA山形おきたま・大浦亮一さん(高畠町)のデラウェアが選ばれた。

県農業総合研究センター 園芸農業研究所所長・米野智弥審査委員長:
非常に天候が悪い年だったが、色づきがよく良いものが出ている。非常にレベルの高い出品だった

収穫の最盛期は8月上旬。2023年も山形自慢のデラウェアが全国に届けられる。

(さくらんぼテレビ)

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