自らの子育て経験から、双子や三つ子の育児を支援する「ふたごハウス」をオープンした、NPO法人つなげるの代表理事・中原美智子さん。

「実際に自分が双子の母親になった時に、おむつひとつを替えるにしても2倍時間がかかったり、その大変さというのは経験しないと気付けないことがたくさんありました。

子育て広場でもあるけど、生活の場でもあり、みんなで支え合いながら過ごしてもらえたらなと思います」

おむつ替えや食事をサポート

双子を含む3人の子どもを持つ中原さんが、兵庫県尼崎市の市営住宅に2023年6月にオープンしたのは「ふたごハウス」。

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多胎児の親同士が交流しながら子どもたちを見守る場所だ。

多胎児のお世話は本当に大変。

「首が座る前は、同時に泣いても同時に抱き上げられないことが辛かった」
「産後うつになった。2人同時に泣かれ、寝不足で逃げだしたいと思った」

などといった悩みをかかえ、中には精神的に追い詰められてしまうお母さんもいる。

ふたごハウスは月4回開催。

多胎育児経験があるスタッフや学生ボランティアが、おむつ替えや食事のサポートをする。

中でも一番助かると評判なのが、沐浴。

7カ月の双子のお母さんは、「1人入れても、もう1人を入れないといけないので、沐浴がここに来る意味かなと思います」と話す。

同じ経験をしたからこそ何を手伝ってほしいのかがわかるのだ。

お風呂の後は帰って寝るだけ。みんなで子どもを育てよう。

中原さんは、「誰もが命の誕生を当たり前に喜べる社会にしたい。しんどい時も逃げ込める場所のような感じで、一緒に手伝わせてもらえたら嬉しいです」と話した。

NPO法人つなげるhttps://tsunagerunpo.com

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