1971年に起きた「渋谷暴動」で、警察官を殺害した疑いで2017年に逮捕された大坂被告。18日、初めて法廷で被告人質問が行われた。

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日本からも海外からも人が集まる、東京・渋谷。

ひっそりと建つ慰霊碑
ひっそりと建つ慰霊碑

そのセンター街からほど近いところに、ひっそりと慰霊碑が建っている。

今から50年以上前の1971年。この場所で、過激派組織・中核派と警察が激しく衝突した「渋谷暴動」が発生した。

当時21歳だった警察官が鉄パイプで殴られた上、火炎瓶を投げつけられて殺害された。

その後、46年間逃亡を続けた大坂正明被告。

2017年、大坂正明被告は警察官殺害などの容疑で逮捕された。

リポート:
大坂さん、本当に大坂さんなんですか?46年間どんな生活を送っていたんですか?

18日、73歳になった大坂被告に、初めて法廷で被告人質問が行われた。

ベージュと白のボーダー柄の長袖シャツを着て、法廷に現れた大坂被告。

一貫して関与を否定

大坂被告は、警察官の殺害についてこう話した。

弁護人:
機動隊員に殴りかかった事実は?

大坂被告:
ありません

弁護人:
火炎瓶を投げたことは?

大坂被告:
ありません

大坂被告は、一貫して関与を否定している。

21日(金)には、検察側の質問が行われる予定だ。

(「イット!」 7月18日放送より)