ロシアが、ウクライナからの穀物輸出に関する合意について離脱を表明した影響で、アメリカのシカゴ商品取引所では、小麦の先物価格が先週末に比べて、一時7%以上急騰した。

17日のシカゴ商品取引所では、ロシア政府の発表を受けて、ウクライナからの小麦の供給が滞るとの見方が広がり、国際的な取り引きの指標となる小麦の先物価格が、一時大きく上昇し、先週末より7%を超えた。

その後、小麦の先物価格は急落するなど、先行き不透明な情勢に様々な見方が交錯し、乱高下した。ウクライナは、世界有数の穀物輸出大国であり、「穀物合意」の行方次第では、再び急騰する可能性も指摘されている。