13日午前、山梨県甲府市の時計店で発生した強盗事件。

実行役の男3人と見張り役の男1人、合わせて4人が逮捕されている。

FNNは新たに、現場近くの防犯カメラの映像を入手した。

そこには、犯行直前の様子が映っていた。

細い路地を歩く黒ずくめの4人組。大きなカバンを持っているのが分かる。

ヘルメットを被った男が現場から離れると、残った3人は建物の中へ向かった。

しばらくして、1人が出てきて、すぐに建物の中に戻った。

外の様子をうかがいながら、待つこと約4分。

再び1人が外へ出ると、左手で「OK」のようなポーズを取った。

他の2人も動き出し、バールのようなものを渡した。1人が右の方を指差して、3人は歩いて行った。
高級腕時計など2300万円相当盗まれる
その後、事件が発生。高級腕時計など24点、合わせて2300万円相当が奪われている。
被害にあった店の店主は「モニターに黒い3人組がいて、危ないと思って恐る恐る(ドアを)開けた。刃物を持って「殺すぞ」と(脅された)」と証言した。

犯行時間は、わずか1分程度だった。

4人は、車とバイクの二手に別れて逃走した。

下﨑星児容疑者(42)は、甲府市内で逮捕された。下﨑容疑者は、現場から4kmほど離れた路上で、車の近くにいたところを発見され、ブドウ畑に逃げ込んだということだ。

奪われた時計は見つかっておらず、下﨑容疑者は「捨てた。どこにあるのかわからない」と供述している。
(「イット!」 7月14日放送より)