TPP=環太平洋パートナーシップ協定に参加している日本など11か国は、イギリスの加入を正式に承認した。発足時から参加している国以外の加入は初めてとなる。

ニュージーランドで16日閣僚会合が開かれ、日本など11か国は、TPPへのイギリス加入を認める協定に署名し、正式に承認した。
TPPが発効して以来、発足時から参加している11か国以外で加入が認められたのはイギリスが初めてとなる。
イギリスは2020年にEUを離脱したため、TPPに加入することで成長が見込まれるアジア太平洋地域との連携を強化することで経済の底上げを図りたい考えだ。

TPPとしては、イギリスの加入で経済圏がヨーロッパにも広がることになり、参加国の名目GDPの合計額は3割増しとなる約15兆ドルに拡大。世界のGDPに占める割合も約15%に高まる。
TPPには現在、中国や台湾など6カ国と地域が加入申請中だ。