北朝鮮の金正恩総書記の妹・与正氏は、12日の新型ICBM=大陸間弾道ミサイルの発射について、「正当防衛だ」とする談話を発表した。

与正氏は14日、朝鮮中央通信を通じて発表した談話で、新型ICBM「火星18型」の発射に言及し、「朝鮮半島とアジア太平洋地域を核戦争から守るための正当な防衛権だ」と主張した。

またICBM発射を受けて、国連の安全保障理事会が、14日に緊急会合を開いたことについて、「アメリカの危険な核脅威を意識的に無視した偏見的な処置だ」として不快感を示した。

さらに与正氏は、アメリカが北朝鮮への対決路線を自ら放棄するまで、「圧倒的な核抑止力の構築に一層、拍車を掛ける」と主張して、核・ミサイル開発を継続する姿勢を改めて強調した。

国際取材部
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