新しいスポーツの形になるかもしれない。それは「お笑い」と「運動」を組み合わせた運動プログラム。芸人と一緒に楽しく体を動かし、身体・認知機能の向上と健康寿命の延伸を目指す。
秋田の企業と“よしもと”が連携
秋田県の課題としてもっぱら挙げられるのが少子高齢化。高齢化社会の中でも生き生きと暮らしたい。そんな願いに応えるのが「お笑い」と「運動」を組み合わせた健康づくり。

秋田県の実証事業として、スポーツトレーナー事業などを手がける秋田・横手市のイモーションズと吉本興業などが連携した運動プログラムだ。

登場したのは、秋田県住みます芸人の「ちぇす」。65歳以上の人が専門トレーナーの指導のもと、週1回、約3カ月間エクササイズを受けるが、お笑い芸人も参加することで、楽しく体を動かして継続的に参加してもらうことが狙いだ。

13日は、片足立ちやいすの立ち上がりなどの体力測定が行われ、参加者は終始笑いを交えながら楽しく測定していた。
参加者:
1人暮らしなので、ここに来ることを楽しみにして、いつも早く来ている。笑うことが少ないので、すごくいいと思う

イモーションズ・渡部真吉代表:
笑うこと自体、体に良い。脳にも良い。健康にも良いということはエビデンスに出ている。それを運動と掛け合わせることで、心理的な部分と身体的な部分、両面で非常に有益なものができると思い、組み合わせてやっている
県は、体力測定などで得たデータをもとに効果を検証して、運動プログラムの開発に生かすとしている。
(秋田テレビ)