高齢化が進む中、認知症への理解を深め手助けする「サポーター」を育成しようと、秋田・美郷町の小学校で7月3日、児童を対象にした特別講座が開かれた。
子どもたちの“認知症への理解”を広げる
美郷町の六郷小学校で開かれた「認知症キッズサポーター」の養成講座には、4年生の児童30人が参加した。

町の担当者:
認知症になると、家の近くで迷ってしまったり、家の中でもトイレに行きたいのに場所が分からなくなったりする

認知症サポーターは、街で困っている人を見かけたら、声をかけるなどして解決に向けた手助けをする人で、講座を終了すると国に認定される。児童たちは、町の担当者から認知症についての説明を聞いた後、クイズに挑戦した。
町の担当者:
認知症になるとお金の計算が苦手になる?

児童たちは両手で大きな丸を作って答えていた。

女子児童:
認知症という言葉を聞いたことはあるけれど、深くまでは知らなかったので、教えてもらってよかった

男子児童:
びっくりさせないで、優しく接して安全にさせたい
「認知症キッズサポーター講座」は、11月に町内のほかの小学校でも開かれる予定。美郷町はこれまで、高校生など2,199人の「認知症サポーター」を養成している。
(秋田テレビ)