アメリカの首都・ワシントンの玄関口に6月27日到着した、ロシアの政府専用機。ロシアの民間軍事会社ワグネルによる武装反乱の直後だっただけに、到着前から話題を集めた。

政府専用機はターミナルビルから遠く離れた滑走路に留まり、そこに複数の車両が向かっていく。タラップもつながれ、誰かが乗り降りしているのも確認できた。空港で一体、何が行われていたのか。

アメリカ国務省のミラー報道官はこの日の会見で、「ロシアの外交官の移動に使うためでアメリカ政府が発着を許可した」と説明した。

2022年2月のウクライナ侵攻以降、アメリカ政府は制裁の一環としてロシアの民間機の国内への乗り入れを禁止している。このため、外交官の移動に政府専用機が使用されたという。
見学者から「プーチンが乗っているのか」との声も挙がるなど、話題を呼んだロシアの政府専用機の到着。アメリカ政府は外交儀礼として発着を許可したとしてロシアにも同様の対応をするよう呼びかけている。
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