三重県鈴鹿市の「椿大神社」は、猿田彦大神や天之鈿女命(あめのうずめのみこと)を祀っているが、「経営の神様」=松下幸之助氏を祀る珍しい社もある。

商売繁盛や業績アップを祈りに来る参拝者多数

鈴鹿市の「椿大神社」は、地元の人が初詣に訪れる神社で「椿神社」や「椿さん」の愛称で知られている。

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猿田彦大神を祀る、約2000年の歴史を持つ神社だ。

他にも「天之鈿女命」を祀る「別宮椿岸神社」など、境内にはいくつもの社や祠があり、様々なご利益が受けられるとあって、鈴鹿市だけでなく遠い地域からも多くの人が参拝に訪れる。

境内には市民でも見過ごしている祠があるという。それが、「経営の神様」として知られる松下幸之助氏を祀った「松下幸之助社」だ。

椿大神社権禰宜の大野一省さん:
平成10年ですかね、このお屋敷(松下幸之助社)が建立されたと伝わっていますね。生前、松下さんは足しげくここの神社にもご参拝いただいてまして、それとご縁がございまして、ここに気持ちですよね、祀りたいという気持ちで、ここに祀らせていただいたんです

生前から「経営の神様」と言われていただけあって、商売繁盛や業績の向上をお祈りに来る参拝客が多いという。

参拝に来ていた物流会社の社長:
物流会社なんですよ。まず(会社を)守っていただいているということで、信仰していますからね。だからそういう意味では我々にとっては聖地ですね。素晴らしいというか、偉大な経営者以上の哲学者であり教育者ですからね、松下幸之助さんに関してはね。(生前から)松下の社内では神様ですからね

2023年4月18日放送

(東海テレビ)

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