濃尾平野の最西端に位置する岐阜県養老町は、8世紀には「養老」の名が元号にも使われたほど、歴史のある町です。
神社近くの湧水は“若返りの水”とも…
「瓢箪(ひょうたん)」で知られる養老町。

代表的な土産も瓢箪です。土産物店「梅林亭」で、そのいわれを聞きました。
店主によると今から1300年以上前、親孝行の息子が山奥で水をくんで瓢箪に入れて持ち帰ると、いつしかお酒に変わり、年老いた父親が元気になったという「養老伝説」があるそうです。

「養老伝説」の湧水は、今も養老神社の近くで湧いています。

「菊水泉」や「菊水霊泉」と呼ばれ、名水百選にも選ばれています。

この水を使って作られているのが、1900年(明治33年)から製造されている特産の「養老サイダー」です。

湧水は「若返りの水」ともいわれています。

飲んだり顔を洗ったりするために、くんで帰る人も多いといいます。

養老町には、瓢箪でアートを楽しんでいる夫婦もいました。

種から瓢箪を育てて妻が絵を描き、夫が穴をあけてランプシェードに。

「ひょうたんらんぷ館」では、夫婦の共同作品が展示されています。
2023年2月9日放送
(東海テレビ)