元気いっぱいの愛犬に翻弄される飼い主。クスッとする動画が、TikTokで話題となっている。

チワワとダックスフントのミックス犬・小太郎くん(オス・4歳)は走ることが大好き。飼い主のパパさんとママさんは、いつも外に連れていって遊ぶのだが、ある日、パパさんは気づいたことがあった。

それが、散歩用の「リード」が短いのでは?ということ。遊んでいる時の様子がこちらだ。パパさんがボールを投げると、小太郎くんは爆走!

リードを持つパパさんは、小太郎くんに引きずられるような形になってしまい、動画のコメントでも「自分がダッシュする地獄が続いている」とある。
ロングリードでも爆走…パパが考えた遊び方とは
これでは疲れてしまうということで、飼い主さん一家は、伸びるタイプのロングリードを購入。

準備万端で公園に訪れたのだが…小太郎くんはロングリードをものともせずに爆走。

パパさんは懸命に追いかけるも、長いリードが公園のポールに絡まる事態に。振り回されたパパさんは、両手を膝につけて疲れきっていた。

そんなパパさんが発明した、小太郎くんとの遊びがこちら。そこにはドッグランでリードをつながず、小太郎くんの周辺でゆらゆらさせる姿が。

パパさんには余裕があり、小太郎くんも楽しそうに飛び跳ねているのだ。動画を撮影したママさんは「コタロも大人なったけど飼い主も成長したよね」と感慨深いコメントを残している。
小太郎くんのアカウント(@kotaro2018)でこの姿を投稿したところ、「コント見ているみたい」といった反応が寄せられ、動画は1万5000回以上も再生された(6月22日時点)。
パパ「俺が変わる!」とバトンタッチ
パパさんの苦労が伝わるが、どうしてこうなったのだろう。普段の散歩はどうしているのか。近くで見守っていた、ママさんに聞いた。
――小太郎くんとパパさんの動画の詳細を教えて。
実はすべて、小太郎がパピー期の動画です。最初のダッシュ地獄が9カ月、次のロングリードが11カ月、最後のリードで遊んでいるのが1歳直前ごろになります。TikTokは始めたばかりで、昔の動画で練習しようと、懐かしい思い出をなぞりながら軽い気持ちで投稿したものでした。

――最初のダッシュ地獄はどんな状況だったの?
先に私がリードを持っていました。飼い主のそばを同じペースで歩くことを教えたくて、短いリード(約120cm)を使っていたのですが、そこにパパがボール投げたのが始まりでした。
私の足が遅く、小太郎がぜぇぜぇ言いながら(私を)連れて走るので「俺が変わる!」とバトンタッチした、パパの勇姿があの動画です。広いところで遊ばせたい気持ちが先行して、体がついていきませんでした。

――小太郎くんはどんなワンちゃん?
一言だと「諦めが悪い!」です。遊んで!おやつ頂戴!お散歩連れてって!とにかくあの手この手で切り崩そうとしてきます。毎日が我慢比べです。パパは優しいので、主導権をとったりとられたりです。
――やっぱり、走ることは好きなの?
お散歩は大好きです!飼い主には、テンションがあがると音符が飛んでるように見えてます。
ロングリードでも振り回され…パパ「罰ゲームだ」
――ロングリードを導入したのはどうして?
きっかけは当時、(インスタグラムに投稿していた)新米飼い主の奮闘を見守ってくださっていた、フォロワーさんから「ロングリード買おう」と言われたことです。長さは最大で5mほどになります。
――小太郎くんは爆走したが、パパさんの反応は?
小太郎はパパを軸にぐるぐる回れば、ずっと走れるということを覚えたみたいです。(パパさんは)「……罰ゲームだ」と言ってました。

――最後はリードで遊ばせるようになった。
疲れて走れなくなった時に紐をぷらぷらさせたのが、きっかけらしいです。(パパさんは)「はやく気づけば良かった」と言っていたので、相当楽になったと思います!リードを追いかければ人間は疲れませんし、小太郎の運動になるので便利です笑。
現在は3つの遊ばせ方を使い分け
――現在、普段の散歩はどうしている?
普段のお散歩では、パパ手作りの短いリードを使っています。広くて安全な芝生など、走り回れる場所ではロングリードが活躍して、パパのダッシュの距離も減りました笑。リードを持って遊ぶのはドッグランなど、ノーリードにできる場所だけですね。
――動画が話題となった受け止めを聞かせて。
小太郎よりも、パパ中心のほうが再生が増えるのは複雑でした笑。(動画の場所は)誰もいない公園でしたが、暴走でロングリードを扱えていない状態は、飼い主としてはダメダメなので、成長した飼い主と小太郎の様子も合わせて、今後はお届けできたらと思います…。
小太郎くんは走ることを楽しんでいるようだ。パパさんは少し疲れるかもしれないが、お散歩やドッグランを楽しみつつ、元気な日々を送ってほしい。
(提供:小太郎くんの飼い主さん)