6月18日、北海道八雲町の国道で、トラックが高速バスと衝突し、5人が死亡した事故。ドライブレコーダーがバスから脱出する乗客の姿を捉えていた。

ドラレコが捉えた一部始終

八雲町の国道を走る車のドライブレコーダーの映像。今回事故にあった高速バスが前を走っている。

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道路を直進していたその瞬間、トラックから放り出されたブタ。

足を引きずっているブタの姿も確認できる。しかしバスからは反応がない。

しばらくして、バスの後部非常ドアから乗客の女性が降りてきた。駆けつけた人が声をかけているように見える。

乗客は15人。その後、降りてくる人はなかなか現れない。

さらに2分ほど経ち、ようやく降りてくる乗客の姿が確認できた。その直後に救急隊が到着した。

実は今回の事故、消防が覚知したのはスマートフォンからの通信だった。

乗客が持っていたスマートフォンが衝撃を感知し、自動で消防に通報した、ということだ。

消防によると、直後に繋がった電話でバスの中からは悲鳴が聞こえたという。

バスを運転していたのは興膳孝幸さん。

一緒に働いていた女性は、穏やかで優しい人だったと話す。

バス運転手を知る女性:
本当にすごく真面目で、ゆっくり走る運転手さんだった。怖かっただろうな、興膳さん。5秒、10秒違っていればぶつからなかったのに、怒りというか悔しいです

また、今回事故が起きた八雲町内の国道5号線は、国が「事故危険区間」として選定していたことがわかった。

福岡百 記者:
現場は片側1車線の道路で、両方向共に車はスピードを出して走っています。しかし、中央分離帯などは設置されていません

警察は、6月20日までにトラックを所有する会社や運転手の自宅を過失運転致死の疑いで家宅捜索し、事故の原因を詳しく調べている。

(北海道文化放送)

北海道文化放送
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