岸田首相が6月13日、衆議院の解散・総選挙について「国会の情勢を見極めたい」と述べたこと受け、与野党ともに緊張が高まっている。

FNNの取材で岸田首相は、内閣不信任決議案が16日に提出されれば、その日のうちに解散を表明することを検討していることが分かった。

衆議院の解散・総選挙について岸田首相が「国会の情勢を見極めたい」と述べたこと受けて
衆議院の解散・総選挙について岸田首相が「国会の情勢を見極めたい」と述べたこと受けて
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1週間後の21日が会期末の国会で、岸田首相が解散に踏み切るのか、ある関係者は「16日が最大のヤマ場になる」と話してる。

13日の発言は自民党議員の間でも受け止めが分かれ、「あくまでも選択肢を述べただけだ」との見方や「解散しないなら、あんな言いぶりはしない」などの声が聞かれる。

複数の政府与党関係者によると
複数の政府与党関係者によると

一方、複数の政府与党関係者によると、内閣不信任案については16日に提出されるとの見方があり、岸田首相は、提出されればその日のうちに解散を表明することを検討していて、こうした意向を周辺に伝えた。

政府与党内で慎重な意見が出ている
政府与党内で慎重な意見が出ている

ただ、解散した場合の最新の選挙情勢が予想以上に厳しいことがわかり、政府与党内で慎重な意見が出ている。

13日に会談して意見交換したものとみられる
13日に会談して意見交換したものとみられる
解散に踏み切るかは、情勢を見極めた上で最終判断する見通し
解散に踏み切るかは、情勢を見極めた上で最終判断する見通し

岸田首相は13日、麻生副総裁、茂木幹事長と会談して意見交換したものとみられ、解散に踏み切るかは、まさに情勢を見極めた上で最終判断する見通し。

(「Live News days」6月14日放送)

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政治部
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日本の将来を占う政治の動向。内政問題、外交問題などを幅広く、かつ分かりやすく伝えることをモットーとしております。
総理大臣、官房長官の動向をフォローする官邸クラブ。平河クラブは自民党、公明党を、野党クラブは、立憲民主党、国民民主党、日本維新の会など野党勢を取材。内閣府担当は、少子化問題から、宇宙、化学問題まで、多岐に渡る分野を、細かくフォローする。外務省クラブは、日々刻々と変化する、外交問題を取材、人事院も取材対象となっている。政界から財界、官界まで、政治部の取材分野は広いと言えます。