福岡県水巻町のアパートの一室で、6月5日夜、52歳の女性が何者かに殺害されているのが見つかった事件。

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女性は両手両足を縛られた状態で、遺体には襲われた際にできたとみられる複数のあざがあったことがわかった。

襲われた際にできた複数のあざ

殺害されたのは、このアパートに1人で暮らしていたパート従業員の辻つぐみさん(52)。

これまでの調べで、辻さんの死因は、首を圧迫されたことによる窒息死だったことがわかっている。

そして新たに捜査関係者への取材で、辻さんが発見された際の状況が明らかになった。

辻さんは、1階の居間にうつ伏せで、両手と両足を縛られた状態で倒れていた。さらに遺体には、犯人に襲われた際にできたとみられる、複数のあざがあったという。

遺体発見時、玄関の鍵は開いた状態。警察は、こうした状況などから殺人事件と断定した。

部屋は荒らされた痕跡

最後に出勤した6月2日の帰宅後から3日にかけて、何者かに殺害されたとみられる辻さん。

現場からは、辻さんが普段使っている乗用車がなくなっていて、警察が行方を捜している。辻さんの車がないことについては、近所の人も不審に思っていた。

近所の人:
車がない。なんで車がないのに(部屋の)電気がついているのって。

さらに、部屋の中は荒らされた痕跡があったと話す。

近所の人:
誰か泥棒が入ってきてね、家の中荒らしたと思ったもん。泥棒かなんか入ったみたいな感じ。家の中ね、ガチャガチャガチャ足の踏み場もない。

警察は捜査本部を設置し、殺害された状況や経緯を調べている。

(「イット!」6月7日放送より)