藤井七冠の最年少での偉業に、日本中が沸いている。
一夜明け会見「より面白い将棋を」
柔らかな笑みを浮かべ、両手で「7」のポーズをとり、写真撮影に応じるのは、きのう6月1日 7つ目のタイトル「名人」を獲得した藤井聡太七冠。
「名人！続いて、ガッツポーズをいただけますか？」
報道陣のリクエストにはにかみながら、次々とポーズを決めた。
渡辺明名人を下し、名人獲得と七冠の最年少記録をダブルで塗り替えた藤井“新名人”。
偉業達成から一夜明け、会見に臨んだ。
新「名人」 藤井聡太七冠：
名人を獲得できたことは、自分としても大きな達成だった。自分の技術としても、まだ未熟なところが多いと思っているので、少しでも技術を高めていって、より面白い将棋を指せるように努めていきたい
長野県の「藤井荘」で実現した、「ショータイム」ならぬ「藤井ソウタイム」。
“藤井ファン”にも会釈で
2日朝の会見を現地で見守ったのは、全国から駆けつけた“藤井ファン”。
愛知から来たファン：
すごいね～、立派だったね～
東京から来たファン：
二十歳にしてあの落ち着きさ、胸にジーンときますよね
そして、会見を終え、リュックを背負い会場を後にする藤井七冠。ファンからの「おめでとうございます！」との声かけに、小さく会釈した後、迎えの車に乗り込んだ。
その迎えの車のナンバーを見ると…七冠に合わせたのか「77-77」。
それを見たファンも「七冠にちょうどぴったり！」と喜んでいた。
地元も大盛り上がり！新メニューも登場
藤井七冠の地元・愛知県瀬戸市も“藤井一色”。
駅前のビルではくす玉が割られ、紅白餅も配られた。
また、喫茶店「スマイル」では、早くも新メニューを発売。
その名も…「スマイルラッキーセブン号」。
瀬戸焼きそばや、わらび餅などが「7」の形に並ぶメニューで、値段は店名の「スマイル」にかけて、ニコニコの2525円。
3日後にはベトナム・ダナンで「棋聖戦」 ファンも応援に！
2日朝の会見では藤井七冠も、ニコニコと笑みを浮かべながら、師匠・杉本昌隆八段のエピソードを明かした。
新「名人」 藤井聡太七冠：
師匠からも「おめでとう」と連絡いただいたんですけど、まだ返事をしていないので
“新名人”となった藤井七冠が臨む次の対局は、早くも3日後。防衛を目指す「棋聖戦」五番勝負が、ベトナムのリゾート地「ダナン」で開幕する。
すでに現地で応援することを決めた藤井ファンもいた。
愛知から来たファン：
聡太先生が食べられるであろうフォーとか、かき氷をやっぱり日本と変わらず、あっちでも食べたいと思います
ファン熱狂の「藤井ソウタイム」は、海を渡って新たな渦を巻き起こしそうだ。
（「イット！」6月2日放送）
