東京・江戸川区の住宅で、63歳の男性が刃物で刺されて殺害された事件で、逮捕された中学校教師・尾本幸祐容疑者(36)が、11日午後、送検された。
取り調べを受けている警視庁小松川署で、押送車両に乗り込む尾本容疑者。多くの報道陣が待ち構える中、時折、カメラを見つめる仕草を見せた。

尾本容疑者は、今年2月24日午後6時半ごろ、江戸川区の一之江の住宅で、この家に住む山岸正文さん(63)を、刃物で十数回刺すなどして、殺害した疑いが持たれている。尾本容疑者は、現近くの区立松江第五中学校に勤務する教師だった。
捜査関係者によると、尾本容疑者にはギャンブルや投資などで数百万円の借金があったとみられることが新たに分かった。
尾本容疑者は、3年生の担任を受け持っていて、事件当日、半休を取っていたという。警視庁は、尾本容疑者が盗み目的で、山岸さん宅に侵入したところ、帰宅してきた山岸さんと鉢合わせになり、犯行に及んだ可能性があるとみている。
尾本容疑者は、殺人容疑は否認しているが、逮捕前の調べに対して、「山岸さんに荷物を運ぶのを手伝ってほしいと言われ、家に入ったことがある」などと話していたという。
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