ロシア大統領府が発表したウクライナのドローン機によるクレムリン攻撃について、林芳正外相は、5日、訪問先のパラグアイで記者団に対し、高い関心を持って注視する考えを示した。
林外相は、「5月3日、ロシア大統領府が、未明に大統領官邸であるクレムリンに無人機による攻撃の試みが行われたと発表。この攻撃をウクライナ政府によるものとした上で、対抗的な措置を取る可能性について言及している」と述べた。
一方、ウクライナのゼレンスキー大統領は、攻撃へのウクライナの関与を否定している。
これについて林外相は、「我が国としては、今後の情勢に与える影響などの観点から、高い関心を持って注視していきたい」と述べた。
さらに林外相は、「ロシアによるウクライナ侵略は、国際秩序の根幹を揺るがす暴挙であり、即時に侵略を停止して、部隊をロシア国内に徹するように求めてきている」と強調した。