2023年の春闘では、大手企業で賃上げが行われたほか、労働団体「連合新潟」の中間結果でも、各組合、定期昇給込みで組合員1人あたり1万301円。29年ぶりに3%台の賃上げとなった。この成果はお父さんたちの小遣いに反映されたのか…「お父さんの春闘」について取材した。

街のお父さんに聞く「小遣い事情」

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新潟市でお父さんたちに、自由に使えるお金について聞くと…

お父さん:
月に2万円か3万円くらい

お父さん:
必要なときにもらっているという感じ。全部、女房に財布任せ

必要なときに妻からお金をもらう人や、共働きで家計と別の財布を持っているという人も。

一方、小遣い制だというお父さんたちの春闘は!?

(Q.家庭での賃上げ交渉は?)
お父さん:

私が大蔵省(妻)に対して?一切しておりません

お父さん:
いつも怒られている

お父さん:
見込みはない。交渉は難しい。子どももいて、将来のこともあるし、自分でなんとかするしかない

交渉の場に立つのも難しい様子。物価高もあり、使うお金も増えているはずだが…

お父さん:
外食は本当に高くなったので、弁当を自分で作っている

お父さん:
仲間と飲みに行く回数を減らしている

お父さん:
無駄な買い食いとかは減ったかなと思う

(Q.このパンと牛乳は?)
お父さん:

これはちょっと、おやつ

家計のルールにかかわらず、節約を意識するお父さんたちの姿が多く見られた。

一方、保険会社が2022年に調べたデータによると、大人の1カ月の小遣い額について、新潟県は全国で10位となっている。

しかし、「家計が2021年より悪化した」と回答した割合も新潟県は9位と上位に入っていて、お父さんたちにとっては、我慢の日々が続きそうだ。

(NST新潟総合テレビ)

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