ファン大注目の大谷翔平選手がかぶっている兜(かぶと)。エンゼルス側が大谷翔平選手の了承を得た上で、通訳・水原一平氏を通じて発注したということです。「めざまし8」は、そのかぶとを作った鹿児島にある製造会社を取材しました。

意外な新パフォーマンス“かぶと”

日本時間4月8日、エンゼルス本拠地での第1戦。ホームラン後の新パフォーマンスがお披露目されました。2022年は「カウボーイハット」、今シーズンはこれまで「麦わら帽子」でしたが、今回は本格的な「かぶと」をかぶせるパフォーマンス!まさかの“日本式”に中継では…。

実況:
ついにデビューしました!あれはサムライ・ウォーリアー・ヘルメットです。ショウヘイが用意したと聞きました。

「いいきっかけになった」製造会社も観戦

大谷選手の活躍と共に注目を浴びる「かぶと」。めざまし8は、かぶとを作っている鹿児島県の「甲冑工房丸武」を訪れました。

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今回注文されたのは、中央に獅子があしらわれたかぶと。オリジナル品で価格は税込み33万円だといいます(※時期によって変動の可能性あり)。

甲冑工房丸武産業 田ノ上智隆代表:
(試合の)5分前くらいに連絡があって、使われることになっていると思うから、テレビを見てくれということでご連絡いただいたんです。日本の伝統的なものを世界に発信していきたいという気持ちもありましたので、今回いいきっかけになったのではないかと思います。

日本時間9日の本拠地第2戦。第1戦では見られなかった大谷選手のかぶと姿、ついに見ることができるのか? メーカーのみなさんとともに観戦しました。

大谷選手の第2打席、ライト線へヒット。チームは勢いづき、この回、エンゼルスが2点を奪います。さらに5回、エンゼルスの大黒柱・トラウト選手が逆転のスリーランホームラン。すると、ここでハプニングが…。

かぶとをトラウト選手の頭の上に乗せると、鍬形(くわがた)と呼ばれる“ツノ”の部分がポトリ。これには、かぶとを製作した工房も。

試合を見る甲冑工房の社員:
1個落ちちゃった、鍬形が。1個落ちました。うそ、ほんとだ。これもまたちょっと…。タダで直しに行きましょう。

繊細に扱わないと、壊れてしまうものなのでしょうか?工房に聞いてみたところ、意外な事実が分かりました。

甲冑工房丸武産業 田ノ上智隆代表:
同じ似たようなやつもあるんですけど、ここに(上に)こう刺さっているだけなんですよ。なので正直言うと、ひっくり返すとポロッと取れる仕組みになっています。

このあと、レンフロー選手もホームラン。またしても、かぶとの登場となりますが、その際にはツノは元通りになっていました。

試合を見る甲冑工房の社員:
よかった!今回は落ちなかったですね。

そして、第3戦が行われた日本時間10日、ブルージェイズのピッチャーは菊池雄星投手。大谷選手の花巻東高校の3つ上の先輩にあたります。

先輩後輩対決は…大谷翔平選手が3回、今季3号となる2ランホームランを放ち、大谷翔平に軍配が上がりました。

大谷翔平の“初かぶと姿”にファンは大歓声を送りました。

(「めざまし8」4月10日放送)