大谷翔平選手のホームランボールを日本人の少年がゲットした。そのワケは?
ボールは愛媛から来ていた12歳少年へ
4月3日、エンゼルスの大谷翔平選手がマリナーズ戦で放った今シーズン第2号ホームラン。
この特大ホームランボールを見事ダイレクトキャッチしたのは、シアトル在住のベンジャミン・オーバリーさん。

ボールを手に、抱き合って喜んでいたオーバリーさんだが、ホームランボールは日本の男の子の手にあった。いったいなぜ?
大谷選手のホームランボールをつかんだオーバリーさん:
僕たちから5列ほど前に座っている少年たちの方を見ました。その時に虎太郎くんと目が合いました。タイミングが重要だったので、すぐにボールを渡しました。

ホームランボールを贈られたのは、愛媛県から訪れていた檜垣虎太郎(ひがき・こたろう)くん(12)。

檜垣くんは、3月末からバスケットボールの練習でアメリカへ。オーバリーさんは、そのホストファミリーを務めていたのだ。

「少年たちにとっての励みに」
6日夜、帰国した檜垣くんは、ケースに入った大谷選手のホームランボールを手にしていた。

ホームランボールをもらった檜垣虎太郎くん(12):
ホストファミリーのお父さんがボールをキャッチしたときめっちゃ喜んで、それをまさか自分にくれると思ってなかったので、嬉しかったです。
大谷選手のホームランボールであることが記された証明書付き。まさにお宝だ。

ホームランボールをもらった檜垣虎太郎くん(12):
すごいです。バットの跡がここに付いていて、めっちゃ力が強かったのかなって思いました。

この嬉しすぎる贈り物には、バスケを頑張る檜垣くんに対するオーバリーさんの思いが込められていた。

大谷選手のホームランボールをつかんだオーバリーさん:
ショーヘイは国民的英雄だし、現在一番優れたメジャー選手のひとりだ。少年たちにとって、自分のスポーツで一番になりたいという励みになるだろう。
アメリカ人と日本人をつないだ大谷選手のホームランボール。

エンゼルスは、大谷選手が投手として先発する次の試合が、日本時間12日のナショナルズ戦に決まったと発表した。
本拠地初登板でショータイムだ。
(「イット!」4月7日放送)