再開発やビルの老朽化などで、名古屋駅近くの商業施設「名鉄レジャック」が3月31日に閉館した。

別れ惜しみ訪れる客が続々…かつてのテレビCMに出演していた女性も

1972年に開業した「名鉄レジャック」は、世の中の全てのレジャーをこのビルに「ジャックする」というのが名前の由来。

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レーザーの射撃場やゲームセンター、ゲートボールなど、当時は最先端レジャースポットとして注目を集めた。

最終日の31日、開業当時から人気のボウリング場は朝から賑わった。

60代女性:
青春の思い出が走馬灯のように。(当時は)はしゃいでいましたよ。ディスコもありましたし、居酒屋さんもいっぱいありましたし。ちょっと寂しいかな

50代女性A:
(学生時代に)来ていた時は1番かっこいいと思って来ていたんですけど、まだ新しかったから。遊ぶといったらレジャックというイメージがあったので

訪れた人の多くは、青春時代をレジャックで過ごした人たち。またこの場所で当時に思いを馳せていた。

50代女性B:
今ここで投げていると、若かったころの自分の思い出がよみがえってくるので。友達と騒いでいたなとか、楽しいままで終わらせておきたいなという感じです

家族4人で来ていた愛知県岡崎市の廣瀬圭子さん(46)も、青春時代にこの場所と深い関わりがあったという。

廣瀬圭子さん:
(過去に)名鉄レジャックさんのCMに出させてもらっていて。(オーディションに)唯一受かったCMだったので、すごく当時うれしくて

2000年ごろ放送されていたレジャックのCMに出演していた。

廣瀬圭子さん:
私がOLの役をやっていて、大人がはないちもんめの曲に合わせて「レジャック行って遊ぼ!」って、(最後に)「名鉄レジャック」って流れるCMに出ていたんですけど。なくなるのは悲しいし、(子供たちが)知らなくなっちゃうのは悲しいなと思いますけど、応援したいという気持ちもあって今日最後に来ました

レジャック・ボウリングのマネージャー:
3月になってから「昔遊びに来たんだよ」とか「思い出が…」という話がものすごく多くて、レジャックがなくなるということよりも、そういう方たちに会えなくなることが寂しいなと

4階にある人気のサウナ施設「ウェルビー名古屋」も閉店だ。

午後5時で営業を終えたが、ファンにとって嬉しいサービスが…。

ウェルビー名駅の担当者:
今館内で使っている館内着ですとか、館内で使っていたもののお譲りを予定しております

館内着約100着やロッカーキー、サウナストーンなど、ウェルビー名駅の思い出たちを、営業終了後から「お気持ち」ほどの値段で販売した。

ウェルビー名駅の担当者:
パジャマ代わりにして寝ていただいたりとか、「ウェルビー名駅ってあったよな」なんて、ちょっとでも思い出していただけたら嬉しいなと思います

(東海テレビ)

東海テレビ
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