岐阜県美濃市に2月にオープンした、とれたてのイチゴでオリジナルパフェを自分で作れるカフェが話題になっています。
脱サラしたイチゴ農家が”イチゴが育つ街”ごとアピール
美濃市の郊外にある「産直パーラーChuSanKan」。2月にオープンしたばかりですが、多くの人が詰めかけています。

“産直”といってもここは一味違い、自分でパフェが作れるお店です。

重箱には、朝収穫したばかりの真っ赤なイチゴ「濃姫」をはじめ、生クリームなどパフェに使う5つの材料が準備されています。

これらを好きなように盛り付けて、自分だけのイチゴパフェを作れます。

ここで使うイチゴは全て、店主の伏見純哉さんが工夫を凝らして育てました。
伏見純哉さん:
一番こだわっているのは土で作ること。他のイチゴ狩りとかだと上で作られる場合が多いんですけど、高設栽培だとどうしても水っぽくなりやすい

生育しやすい環境で時間をかけて育てることで、土からしっかりと栄養を吸収したおいしいイチゴが実るのだそうで、高いもので糖度が15度にもなります。
伏見純哉さん:
(実がなる期間が)長いほどより甘くなりますし、それが30日超えると甘さが一気に上がるので、30日を超すように調節しています

伏見さんは農業関係の大学やメーカーに在籍し、2022年に脱サラ。イチゴ農家になり、おいしいイチゴができましたが、食べるだけでない、楽しい時間を提供したいと「パフェ作り体験」を考案しました。
伏見純哉さん:
イチゴを作るだけでは、どうしても中山間という場所に注目されないなと思ったので。みんなが注目してくれるような場所、飲食も必要かなと思いました
ただおいしいものを作るのではなく、イチゴが育つ街自体もアピールしています。

伏見純哉さん:
名古屋の人にも、あそこのパーラーを目指して来ていただく。喧噪(けんそう)から離れて、ゆったりと静かな時間を過ごしてよかったなと思ってもらえるようにしたいです
パフェ作り体験は金、土、日と祝日に提供しています。
(東海テレビ)