韓国の尹錫悦大統領の支持率が最新の世論調査で34%と前の週を下回った。

今週6日に発表されたいわゆる元徴用工問題の解決策が影響したものとみられる。

韓国の世論調査会社「ギャラップ」が10日発表した調査結果によると尹大統領の支持率は前の週から2ポイント下落し34%で支持しない人の割合は3ポイント増え58%となった。

支持しない理由として最も多かったのが日本との懸案であるいわゆる元徴用工を巡る問題で韓国側が賠償を肩代わりする解決策の発表が逆風となった形だ。

解決策への賛否を尋ねた調査では日本側の新たな謝罪や賠償がないとして反対(59%)が賛成(35%)を大きく上回ったほか今後の日韓関係についても「急いで改善する必要はない」との回答が6割を超えた(64%)。

尹大統領は16日に予定される訪日をきっかけに日韓の関係改善を一気に加速させたい考えだが否定的な世論が広がる中難しい舵取りが続きそうだ。