愛知県岡崎市の町工場が作った、座っても寝ても体に絶妙にフィットして支えてくれる「着るビーズクッション」が、SNSで話題になり、ヒットしています。

SNSで大バズリ!注文殺到で1カ月待ちに

岡崎市にあるイオンモール岡崎のど真ん中で、下膨れした人形のような、洋ナシのような、謎の衣装を身にまとった人たち。衣装の正体は「着るビーズクッション」です。

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製造したのは、岡崎市にある「タキコウ縫製」。家具メーカーの下請けとして、ソファや座椅子などを作っていましたが、自社商品の開発も行い、ビーズクッションなどを販売しています。

縫うのは全て手作業で、大きさが通常の倍の生地を使って服のように縫っていきます。その後、心地よさを生み出すビーズを投入。

タキコウ縫製の広報:
パンパンに入れずに7割ぐらいにビーズの量をとどめることによって、お客さんのどんな姿勢にもフィットする

通常よりも硬めのビーズを少な目に入れることで、絶妙のフィット感を実現したそうです。

大人サイズでビーズは5キロもありますが、殊の外、重さは感じないそうで、座っても寝てもビーズが自在に形を変えて体を支えてくれます。

タキコウ縫製の広報:
去年(2022年)のイベントでお客さんに着てもらう体験会をした時に、「ぜひ欲しい」「販売してください」という声が多かったので、弊社の社長が販売しようと踏み切った

ビーズクッションの製造をPRしたいとウケ狙いで作ってみたところ、お客さんに大ウケ。「欲しい」という声が相次ぎ、商品化しましたが…。

タキコウ縫製の広報:
去年(2022年)の12月25日に発売してから、1カ月間全く1個も売れませんでした

しかし、ツイッターで12万を超える「いいね」がつくなど話題になり大逆転。2日間で1000個以上の注文が入り、現在は1カ月待ちだそうです。

子供から大人まで3つのサイズがあり、値段は9800円から。オンラインショップで購入できます。

タキコウ縫製の広報:
「今日は何もしないぞ!」っていう日に朝からこれを着て、一日中ぐうたらしてもらえたらと思います

(東海テレビ)

東海テレビ
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