雪の中から土を掘り当てる「地面出し競争」が、2月26日、山形・大蔵村肘折で開かれた。新型コロナの影響で3年ぶりの開催となった今回は、41チームが激闘を繰り広げ、参加者たちは雄叫びや歓声を上げながら「春」を掘り起こしていた。
3年ぶり開催で41チーム出場
雪を楽しむ大蔵村肘折の恒例イベント「地面出し競争」。
新型コロナの影響で3年ぶりの開催となった2023年は、外国人チームを含め県の内外から41チームが出場した。

前回優勝チーム:
宣誓!我々選手一同は誰よりも早く春を呼び起こし、楽しみ尽くすことを誓います!
“春一番”は新庄市の会社員チーム
いよいよ「地面出し競争」がスタート。

「地面出し競争」は6人以内でチームを組み、除雪道具を使って雪を掘り進め、地面の土を審判員に届けるまでのタイムを競う。会場では子どもたちから「頑張れ」という声援も響いた。

体力自慢の選手たちだが、積雪は2m90cmで、そう簡単にはいかない。堀り出した雪に土があると思ったが、入っておらず、雪を投げ捨てるといった場面も見られた。

それでも、新庄市の会社員チームが7分37秒で「春一番」を掘り当てた。
「ばかばかしいことに本気出す楽しさ」
その後も、続々と“春”を掘り起こしていく参加者たち。雪原には雄叫びと歓声が響き渡った。

宮城県からの参加者:
みんなが応援してくれた。肘折最高!ありがとう!
山形市からの参加者:
めちゃくちゃ面白い。ばかばかしいことに大人が本気出しているのが楽しい

出場者は豪雪地ならではのイベントを楽しみながら、春の訪れが近いことを実感していた。
(さくらんぼテレビ)
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