2月3日、愛知県尾張旭市の新市長に、最近まで名鉄百貨店の社長を務めていた柴田浩さんが就任した。民間トップから市長へと舞台を変え、地域の課題に取り組むことになった。

民間での人脈活かしスタートアップ企業やベンチャーの誘致を…

1月の愛知県の尾張旭市長選挙で当選を果たした、新人の柴田浩さん(65)。

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柴田浩さん:
新しい変革や改革のきっかけに、自分の今までのキャリアは活かせるのではないかと

「改革のきっかけになる」と話すのは、2022年6月まで名鉄百貨店の社長だった自身のキャリアだ。

1980年に名鉄に入社した柴田さんは、広報宣伝部、秘書室などを経て、2017年に副社長に就任し、2019年から名鉄百貨店の社長を3年間務めた。

柴田浩さん:
名古屋鉄道が取り組んでいた最大のプロジェクトが名駅再開発であったわけです。(名鉄百貨店社長に)赴任してから1年間かけて対処プランを作ったわけですけど、これはなかなかハードでしたね

元百貨店の社長らしく、柴田さんにはオシャレな一面がある。

柴田浩さん:
金印のカフスという非常に珍しい。博物館で買ったものです

長年、名鉄グループの経営の中心で活躍してきた柴田さんだが、政治経験は全くなかった。それでも市長選への出馬を決意した理由を聞いた。

柴田浩さん:
生まれも育ちも尾張旭なんですが、就職も名古屋鉄道で地元に対しては全く関与することなくこの年まで過ごしてきました。地域貢献か社会貢献、やれることはないかなと相談していまして出馬の話をいただいた

社長から市長へ。柴田さんはこれまでの経験や人脈を生かし「少子高齢化、人口減少」の対策に力を入れたいと話す。

柴田浩さん:
民間での人脈もありますのでそういったものを活かして、例えばスタートアップ企業やベンチャーは名古屋からの距離感、尾張旭の住環境の良さを思うと十分誘致できる余地はあるのではないかなと。今の住みやすい尾張旭をもっともっとアピールしていきたい

(東海テレビ)

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