教科書会社大手の東京書籍が、高校1年生向けに発行した地図の教科書に大量の間違いがあった。その数は約1000カ所以上。
カンボジアの首都、世界の気候に誤り
あってはならない間違いだらけの教科書。一体、どのようなミスがあったのか?

なぜか地図上に2つも「マゼラン海峡」と表示されている。しかし、南米大陸の最南端にある海峡の方は「ドレーク海峡」だ。

さらに、カンボジア王国の首都を「ブノンペン」としているが、正しくは「プノンペン」。

世界の気候のページでは、西ヨーロッパに広く分布する雨の多い「西岸海洋性気候」を「西海岸性気候」と間違えていた。これでは、アメリカ西海岸のようなカラッとした温暖な天気になってしまう。
漢字ミスや社会情勢の変化による修正も
街の人も、教科書の間違いに気づくだろうか?

男性:
バグダット…。違うんですね。え?俺、そうやって覚えていた。
女性:
バグダッド。ドなんだ。気づきそうだけど…。

イラクの首都は「バグダット」ではなく「バグダッド」。

さらに「赤道上の距理」という表記も。
女性:
距離の「り」が違う。初歩的なミスがいっぱいある。
正しくは「赤道の距離」だ。このように、多くは漢字の間違いなどの単純ミス。

このほか、ロシアによる侵攻でウクライナの首都名の表記を「キエフ」から「キーウ」に改めるなど、社会情勢の変化による修正も約150カ所にのぼった。
再配布する異例の事態 出版社の説明は
問題の教科書は、文部科学省の教科書検定に合格していて、2022年4月から全国で約3万6000冊が使われていた。

そして1月、間違い箇所を訂正した教科書を、希望する学校に再配布するという異例の事態となっている。

女性:
もしテストに出たら、2点とかシビアな世界。それで違うとなると…。しっかりとミスはなくしてほしい。

男性:
(教科書は)一生のうちにずっと残るもの。そういった部分が心配。


大量の間違いが見つかった原因について、東京書籍は「コロナ禍の在宅勤務などの影響で、委託業者などとコミュニケーションが不足したことや、校閲作業が不十分になった」ことを挙げている。
(「イット!」2月20日放送分より)