ロシアのウクライナ侵攻からまもなく1年。ウクライナ市民は今も攻撃を受けている。

ウクライナ東部・ドネツク州の、ロシアによるミサイル攻撃を受けた現場では…。

女性が祈るように手を合わせて、頭上の様子を見守っていた。


はしごの上から下りてきたのはひとりの男性。救助された男性は女性の家族で、顔は真っ黒に汚れていた。

助け出されたのは、他にもいた。

はしごを下りる救助隊員が手に抱えているのは、ネコ。小さな命も無事だった。
「ロシア側は死亡した兵士やケガ人を運ばない」
攻勢を強めているロシア側。

ロシア実行支配地域の最前線の町、バフムト。ここで戦うウクライナ兵士は、ロシアの戦い方についてこう話す。


ウクライナ兵:
ロシア側は、死亡した兵士やケガ人を運ばない。死傷者を放置したまま、次々に兵士を送り込んでくる。

バフムトには、ロシアの民間軍事会社「ワグネル」の兵士が大量に投入されている。

創設者のプリゴジン氏は、兵士たちの前で「3月か4月には、バフムトを包囲できるだろう」と話す。

一方で、ウクライナ側が“数週間以内に大反撃”に出るとの情報もある。

1年という節目を前に、両者は動きを加速させているのだろうか。
(「イット!」2月17日放送より)
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