ロシアによるウクライナ侵攻から1年。激戦地ではロシア兵と銃撃戦が行われていた。

ウクライナ軍(第3突撃旅団)が公開した映像には、激しい戦闘の様子が捉えられていた。

軍事車両で移動中、突然辺りに発砲音が響き渡り、急いで車から降りる。

ウクライナ兵士:
さあ!早く!塹壕(ざんごう)の中へ入れ!

地面に掘った塹壕に入り、そこを進んでいくウクライナの兵士たち。

近くにいるロシア兵と銃撃戦になり、銃声が響き渡る。

「手りゅう弾だ!」という声とともに、炸裂する手榴弾。

場所はウクライナ東部のバフムト。今最も激しい戦闘が行われている地域で、ロシア側が包囲を強めているとされている。

ウクライナ軍兵士:
あいつらに投降するよう言ってくれ!

戦っている相手は、ロシアの民間軍事会社「ワグネル」の兵士たちだ。

「ワグネル」には、刑務所に収監されていた凶悪犯などが大量に動員されている。

ロシア側はバフムトに集中攻撃をする一方で、消耗も激しいとも言われている。
24時間でロシア兵1000人以上死亡か

ウクライナ側は過去24時間で、1000人以上のロシア兵が死亡したと発表した。

ウクライナに対しては、欧米各国から戦車などの軍事支援が相次いで発表されている。

あと2週間余りで侵攻開始から丸1年。

ロシアは近いうちに“大規模攻撃”に踏み切るとの情報もある。
(「イット!」2月8日放送より)