防衛省は、2019年から2021年にかけて、日本の領空内で確認された「気球型の飛行物体」などについて、「中国が飛行させた無人偵察用気球であると強く推定される」と公表した。
今回の分析を受け、日本政府は、外交ルートを通じて中国政府に対し、事実関係の確認を求めたうえで、「無人偵察用気球等による領空侵犯は断じて受け入れられない」と抗議した。
防衛省は、「気球であっても、我が国の許可なく領空に侵入すれば、領空侵犯となる」としたうえで、「これまで以上に情報収集・警戒監視に努める」としている。
(画像:2019年11月20日に鹿児島・薩摩川内市で撮影された“気球”)