アメリカ政府は10日、アラスカ上空を飛行していた物体を撃墜したと発表した。
気球かどうかは確認できていないとしている。

アメリカ軍が撃墜した物体は小型車一台ほどの大きさで、民間の飛行機と衝突する恐れのある高度を飛行していたことから、バイデン大統領が10日、撃墜の指示を出したという。
気球かどうか確認できていないほか、どの国から飛行してきたのかも分かっていない。
9日夜に短時間、領空侵犯をしたというこの物体には監視用の機器はなく、操縦能力もなかったとしている。
アメリカでは先週、中国の偵察気球が本土を飛行したばかりで、1週間に2度も米軍が出動し撃墜する異例の事態となっている。


一方、今月4日に撃墜した中国の偵察気球をめぐり、アメリカ政府は、中国軍の気球の製造や関連部品の調達などを支援した中国の企業など6社に対し、アメリカ製品などの輸出を事実上禁止とする制裁を発表した。


