もうすぐバレンタインデーだが、カリスマ・パティシエのブランドチョコには広島ならではの干し柿を使ったチョコレートケーキがお目見えしたほか、洋菓子店では、この時期ならではの手作りの新作が続々登場している。

伝統“干し柿入り”チョコレートケーキ

広島市内の百貨店での”ショコラショー”。会場には国内外の有名パティシエが手掛けるおよそ40ブランドのチョコレートが並ぶ。

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福屋営業本部・中村真緒さん:
コロナ禍で対面でのギフトの受け渡しっていうのが少なくなってきておりますので、日ごろのストレス解消ではないですけれども、自分へのご褒美ということで買われる方が増えております

色で目を引くのは、フランス・ロワール地方の屋根瓦をイメージした青いチョコ「ケルノン・ダルドワーズ」。

砕いたアーモンドとヘーゼルナッツに飴がけし、ブルーに色づけしたホワイトチョコでコーティング。

一方、おしゃれな三角の箱に人気のフレーバーを詰めた「カルメロトライアングル」は日本オリジナルのセットとして人気。

ポーランドの蒸留酒、スピリタスを隠し味に使った人気のカクテルや、まろやかなルビーチョコレートなど、個性的なチョコレートが詰まっている。

そんな中、”ショコラショー”でのイチオシ商品が、世界的パティシエ 辻口博啓シェフとコラボした新作「ケークショコラ祇園坊柿」

辻口シェフ自ら、柿の名産地、安芸太田町を訪れ、伝統ある祇園坊柿の生産者から話を聞き、その魅力を引き出すスイーツづくりに努めたという。

辻口博啓シェフ(左)
辻口博啓シェフ(左)

ブランデーやシナモンで香りづけした祇園坊干し柿が贅沢に入ったチョコレートパウンドケーキに、和栗とキャラメル風味のガナッシュを合わせ、チョコレートでコーティング。

刻んだクルミも加えて食感にアクセントを付けた。

辻口博啓シェフ:
栗を組み合わせることによって、ほんとに日本の甘味処をぎゅっと凝縮したようなパウンドケーキに仕上げました。どんな飲み物にも非常に合うんじゃないかなって思ってます

“可愛らしい” チョコレート 焼き菓子

一方、全て手作りの素材にこだわった商品を展開している新しい店もある。広島市内に2022年9月にオープンした「シェリ」。店内にはおよそ60種類のチョコレートや焼き菓子が並ぶ。

「シェリ」広島市佐伯区
「シェリ」広島市佐伯区

バレンタインのギフトとしておススメするのが「ボンボンショコラ」

きなこや抹茶など、それぞれのフレーバーを混ぜたガナッシュをチョコレートでコーティングした商品で14種類。お好みのボンボンショコラを選んでギフトボックスに詰めることができる。

焼き菓子でイチオシの新商品が「チョコレートとオレンジピールのパイタルト」。オレンジピールとチョコレートを合わせた生地にナッツを散りばめて一緒に焼き上げた。甘さも酸味も感じられ、1個でも食べ応えがあるのが特徴。

また、見た目にも華やかなのが「クグロフ」

シェリ・松下優子オーナー:
生地はパウンドケーキに近い形なんですけど、クグロフ型で焼くことにこだわって、見た目も可愛らしく、手に取りたくなるような焼き菓子にさせていただきました

3種類あり、「ピスタチオとアプリコットのクグロフ」は生地の中にピスタチオとアプリコットを混ぜ込み、ホワイトチョコでコーティング。抹茶のフレークをかけて仕上げた。

「紅茶とイチジクのクグロフ」はミルクチョコをかけてアプリコットをトッピングするなど、3種類ともそれぞれ、違った味に仕上がり、食べ比べても楽しめる。

松下オーナー:
チョコレートと焼き菓子と色んな種類があるので、しっかり見て選んでいただきたい。日もちするものがたくさんあるので、渡しした方にも長く楽しんでもらえるように選んでいただけたらと思います

店内には専門店から仕入れたドライフラワーも並び、スイーツと一緒にスワッグをプレゼントするのも喜ばれそうだ。

(テレビ新広島)

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