ことしの花粉の飛散量は、過去10年で最大量といわれている。 近畿では、和歌山で2月上旬から飛散が始まり、大阪では2月22日ごろから始まるそうだ。基本的な対策のほかにできる「工夫」を紹介する。
花粉を99%カット「インナーマスク」

花粉の飛散シーズンまで1カ月を切っているという「恐ろしい」状況の中、マスクや専用メガネといった基本的な対策のほかに、ちょっとした方法で花粉を99%カットする方法がある。それが「インナーマスク」だ。

準備するものは、縦横10センチメートル程度に切ったガーゼ2枚と化粧などで使うコットン1枚だ。

まず、コットンはくるくる丸めて、1枚のガーゼで包みます。

そして、もう1枚のガーゼは、4つ折りにして不織布マスクの上において、

最初に作ったコットンを丸めたガーゼを鼻の下あたりにくるようセットして完成だ。 息苦しい場合は、鼻の下にセットするコットンの厚さを調整してほしい。

この方法は環境省が推奨しているもので、実証データがある。「不織布」マスクだけだと花粉の除去率は80%のところ、インナーマスクをプラスすると、長時間にわたり99%カットできるそうだ。

マスクや「治療」以外に出来る、こうしたちょっとした対策で、過去10年で最大とみられる花粉の襲来に備えたいものだ。

(関西テレビ「報道ランナー」2月4日放送)