岸田首相は3日、1月に引退を発表した車いすテニスの国枝慎吾さんへの国民栄誉賞の授与を検討していることについて、「前人未到の活躍をした。国民栄誉賞を通じて業績をたたえることができればと思っている」と述べた。官邸で記者団の質問に答えた。
岸田首相は、「国枝慎吾さんは、20年近くにわたって世界のトップで活躍され、生涯グランドスラムを達成するなど、前人未到の活躍をされ、スポーツ界に大きな業績を残した」と述べた。
そして、「国民栄誉賞を通じて、その業績をたたえることができればと思っている」と述べた。
国枝さんは、パラリンピックで4個の金メダルを含む6個のメダルを獲得し、世界ランキング1位のまま現役を引退した。