ユニクロなどを運営するファーストリテイリングが従業員の年収を最大4割引き上げると発表したことについて、松野官房長官は11日の記者会見で「前向きに評価したい」と歓迎した。
政府が経済界に「インフレ率を超える賃上げの実現」を求める中、ファーストリテイリングは11日、今年3月から、国内の従業員約8400人の年収を数%~40%程引き上げると発表した。
会見で松野長官は「積極的な賃上げ方針を打ち出す企業の報道が相次いでいることを前向きに評価したい」と語った。
その上で、「賃上げは各企業の支払能力を踏まえながら、個別に労使が交渉し、合意した上で決定されるべきもの」として「最大限の賃上げを期待したい」と語った。