福井市内を散歩する白い動物。それは、犬…でなはく、ヤギ。
お世話をするのは、作業用のオーバーオールがトレードマークの3兄弟。祖父から託されたヤギを大切に育てる3兄弟の散歩に密着した。
瀬戸内海の離島からやってきた“ヤギのメメちゃん”
福井市の広部さん宅で暮らすのは、ヤギのメメちゃん(推定1歳)。
この記事の画像(9枚)メメちゃんは2022年5月、福井から遠く離れた瀬戸内海の離島からやってきた。広島で世話をしていた祖父が体を悪くし、福井の高齢者施設に入ったため、広部さん一家が面倒をみることになった。
メメちゃんのお世話は、広部家の3兄弟の役目。
三男の蒔杏(じあん)くんから大好物のミカンをもらい、上機嫌な様子のメメちゃん。前足を蒔杏くんにかけ、「もっとちょうだい」と言わんばかり。
メメちゃんは1日2回、3人の兄弟に連れられて、近くの河原まで散歩する。
河川敷にはえている草をお腹いっぱい食べるのが日課となっていて、頭をなでてもノーリアクション。食欲旺盛で、無心で草を食べ続けている。
次男の明想(めいしょう)くんは、メメちゃんの背中に顔をうずめるのが大好き。“モフモフ”でいいにおいがするという。
長男の杜駿(もりす)くんは、メメちゃんが家で食べるための雑草集め。
河原にはえている草を袋にいっぱいに入れて歩いていると、メメちゃんが顔を近づけてきた。
食欲旺盛で、我慢できない様子…。
帰宅後も食欲が止まらないメメちゃんは、2022年、雪が降る福井の厳しい冬を初めて迎える。
たくさん食べて、この冬を乗り切ろうとするメメちゃんだった。
(福井テレビ)