子育てするときに日常化する「抱っこ」。その抱っこが原因で、腰や肩が痛いという人も多いそう。赤ちゃんの発育・発達にも重要な「抱っこ」の極意を専門家に聞いた。
“抱っこ紐”を正しく使えないと負担大に・・
ママと赤ちゃんの前で話をしているのは、ベビーウェアリングアドバイザー・利光優花(ゆうか)さん。助産師であり、4歳と2歳の子どものママ。子育てをしながら「抱っこの専門家」の資格を取った。

ベビーウェアリングアドバイザー 利光優花さん:
ママがまず楽になります。そして赤ちゃんの姿勢も正しい姿勢になるので、筋肉がまだ未発達な赤ちゃんの成長の支えにもなってくれるし、発育・発達のサポートもしてくれます。抱っこの時間が、より心地いい時間になるかなと思います
抱っこが原因で、腰や肩が痛いという人が多いそう。
その理由の多くは、「抱っこ紐を正しく使えていないから」。
ベビーウェアリングアドバイザー 利光優花さん:
自己流で使ってしまうと、まず、抱っこひもの使い方自体がわからないっていうのと、調整できるところを知らないのでうまく体にフィットしなかったり、また体にフィットしないと、腰痛や肩こり、首の痛みなどの原因になる

「たかが抱っこ されど抱っこ」
この日、大分県臼杵市で行なわれた「らくちん抱っこ相談会」。
大事なことは、次の3つだという。
ベビーウェアリングアドバイザー 利光優花さん:
M字開脚姿勢ていうのと、2つ目はおへそよりも上、あとはMにしたらお尻が丸くなる、ひらがなの「し」の字になってるのが大事です

普段の抱っこの姿を利光さんが修正していく。
参加者は:
いやすごい!全然腰にこない。直したのは腰の位置のベルトだけです。
楽になりましたね!だいぶん。今までちゃんと抱っこ紐の付け方っていうのを教わったことがなかったので

たかが抱っこだが、されど抱っこ。
抱っこの基本や大切さを知ると、楽しく育児ができる支えになるのではないだろうか。
「らくちん抱っこ」3つのポイントをおさらい
改めて覚えておいてほしい3つのことを振り返る。
まず1つ目は、赤ちゃんの足をM字開脚姿勢にすること。

2つ目のポイントは、背中のラインからお尻のラインにかけて、ひらがなの「し」の字にになるように抱っこをすること。

そして3つ目は赤ちゃんのお尻が、ママのおへそより高くなるように抱っこすることだ。

利光さんは各地で抱っこ相談会を開催している。
スケジュールなどは「公式LINE @yuu_dakko」で確認を。
(テレビ大分)